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Stage 06子どもをあきらめたあなたへ

切望していた子どもをあきらめたその後の心の状態は人それぞれですが、段階を経て変化していく傾向があります。あきらめた直後は、多くの方が深い悲しみと喪失感に襲われますが、それは無理もないことです。その後は、何度心揺さぶられながらも少しずつ、子どもができなかった現実を受け止められるようになり、やがては、子どもがいない人生にも幸せを見出せるようになっていかれるようです。ただ、老後のことや、財産相続の不安といった、子どもがいないことで生じる心配を抱える方も少なくありません。

ここでは、子どもをあきらめたあなたが今どんな段階にいても、心のケアに関することはもちろん、不妊治療後の体調について、また老後のために必要な知識など、あなたを支えたい想いを持つ医師、カウンセラー、司法書士からの回答を集めました。これらの情報が、少しでもみなさまの不安の解消に役立つよう願っています。

目次

メンタルケア情報

  • 長年不妊治療を経験したけれど、結局子どもはできなかった。この苦しい気持ちを死ぬまで抱えるの?
  • 治療をやめてあきらめたはずなのに、また治療をしたくなったり、周囲の出産情報に心ざわついたり、不安定になってしまう。おかしいでしょうか?
  • 幼い子どもを見ると胸が痛みます。気持ちの整理の仕方へのアドバイスをお願いします
  • 子どものいない老後についてどんな風に考えたらいいのか。子どもがいない人生は不幸?
  • 周囲から「子どもは?」と聞かれるのが辛い。どう答えたらいいものなのか
  • 子どもをあきらめた人のコミュニティーってある?

一般情報

  • 不妊治療中、体にいろいろな薬を投与していていたけれど、突然やめて副反応など出ないもの?
  • 不妊治療した後の体の不調は、どこで診てもらえばいいの?
  • 認知症も増えていると聞くし、子どものいない我々夫婦が、自分たちのことを自分たちでできなくなった時、どうしたらいいのか不安。ずっと先のことかもしれないけれど、今から勉強しておきたい
  • 子どもがいない私たち夫婦、ふたりずっと一緒にはいられない。どちらかが先に逝き、どちらかが残る。その残った一人が亡くなった時、その後の諸々の手続きはどうしたらいいの?頼れる親戚もいなくて
  • 子どもがいない私たち夫婦のどちらかが先に亡くなった時、その人名義の財産ってどうなるの?夫には、会ったこともないような甥と姪がいるようだし・・・

メンタルケア情報

Q

長年不妊治療を経験したけれど、結局子どもはできなかった。この苦しい気持ちを死ぬまで抱えるの?

回答者
by 永森 咲希
不妊カウンセラー / 家族相談士 / 国家資格キャリアコンサルタント / 一般社団法人MoLive代表

長い期間不妊治療を経験されたのですね。子どもを切望し、頑張って苦労を重ねても願い叶わず、あきらめざるを得なかったとは、どんなにお辛かったか心中お察ししています。当たり前のように自分にも訪れると思っていた子どものいる将来。幼い頃から思い描いていた家族像。そんな平凡な願いが、どんなに努力しても手に入らないことなど、想像もできませんでしたよね。

あなたが、不妊治療をやめ、子どもをあきらめたばかりなのであれば、今が最も辛い時期なのではないかと想像します。願った命、希望、将来像といった大きなものを失ったわけですから、その喪失感は如何ばかりでしょう。深く傷つかれたその傷が激しく痛み、こんな苦しみをずっと抱えていくのかと不安になるのも当然です。

ただ、その傷の痛みの度合いは必ず変化していくはずです。たとえ傷跡が残ったとしても。電車が走れば車窓の景色が必ず変わるように、あなたが歩みを進めれば、見える景色も変わってくるでしょう。

一方、不妊治療をやめ、子どもをあきらめた時期がかなり以前のことなのに、ずっとあなたが苦しいままなのだとしたら。今のご自分をあなた自身が認められないからかもしれませんね。現実を受け入れることは簡単なことではありませんが、ご自身を否定せず、自分の人生をありのままに認められれば、その苦しみはきっと軽減されていくでしょう。

長年不妊治療をされていると、努力が報われない経験の繰り返しから、ご自分が不幸に思えてくる方がいらっしゃいます。ですが、本当に不幸なのでしょうか。「子どもがいないことは苦しいことなんだ」と、ご自分で決めつけてしまってはいませんか。
手に入らないものばかりに心が奪われていき、ご自身が手にしている幸せが見えなくなっているのかもしれません。

あなたのしあわせは、いつもあなたの心がきめるものではないでしょうか。

ただ、苦しみから、眠れない、食べられない、動悸が止まらないといった身体症状などがある場合には、神経症といった疾病も考えられます。その場合は、心療内科等で診てもらうことも必要です。

Q

治療をやめてあきらめたはずなのに、また治療をしたくなったり、周囲の出産情報に心ざわついたり、不安定になってしまう。おかしいでしょうか?

回答者
by 永井 静香
公認心理師 / 生殖心理カウンセラー / がん・生殖医療専門心理士 / 保健体育教諭免許 / 養護学校教諭免許 / 介護支援専門員

そのような感情はきわめて自然なものです。あなたは子どもを抱く日のためにベストを尽くされたでしょうし、苦悩されながらもがんばってこられたはずです。そんな努力が実らなかったあなたにとって、周囲の妊娠や出産の知らせはとても苦しく、心ざわつくものでしょう。それもいたって当たり前のことです。

ですので、どうか「自分はおかしい」などと思わないでください。切望した子どもに恵まれなった人は、劣等感や喪失感を抱き易い傾向にありますが、今見舞われている大きな喪失感も、ずっと生涯抱えていくものではありません。

ざわつく気持ちは、時間の経過と共に少しずつ変化していくものです。ですが、羨ましい気持ちは消えないかもしれませんね。あなたが願っても願っても得られなかったものを持っている人がいるのですから、それを羨ましいと思う気持ちが出てきてもいたしかたないですよね。むしろ、この気持ちは持っていても構わないのではないでしょうか。この世の中に生きる人々すべてに、“持てるもの”と“持てないもの”がありますから。

辛い治療から得たさまざまな経験は、あなたを強くし、優しくし、それが将来への糧になることをどうか信じていてください。

Q

幼い子どもを見ると胸が痛みます。気持ちの整理の仕方へのアドバイスをお願いします

回答者
by 星山 千晶
公認心理師 /生殖心理カウンセラー / がん・生殖医療専門心理士 /社会福祉士 / 精神保健福祉士 / カウンセリングルームふらっと代表

今、あなたは不妊治療をやめ、新たな生活をスタートしたところかもしれません。「子どものことはあきらめたんだから、気持ちを切り替えて前に進まなきゃ!」と思っていたのに、幼い子どもを見たら胸が痛んで・・・。そんな風に、子どもをあきらめたとはいえ、何かの拍子に胸が痛む方は少なくありません。

不妊治療をやめても、子どもがほしかった気持ちは変わりません。幼い子どもを見ると、閉じたはずの気持ちが揺さぶられ、心が痛んだとしても無理のないことです。

幼い子どもを見かけたりすると胸が痛むということは、それだけ、あなたが真剣に子どもを願い、授かることを待ち望んでいた証ですね。とても強く希っていたからこそ、または、「今でも可能なら子どもが欲しい」と思うからこその心の痛みが、そこにあります。

自分のその気持ちに対して、「そうだよね」「頑張ってきたね」と認め、いたわる時間を作ってほしいと思います。自分をいたわる時間を大事にし続けていくことで、いつか、子どもを思い願い頑張った時間を、夫婦の大切な時間として振り返れるようになるのではないでしょうか。

胸が痛むと感じたときは、どんな思いが浮かんで胸が痛むのか、どんな気持ちがわいてくるのか、自分の心の声に耳を傾けてみてください。治療を続けるために、しまい込んでいた気持ちかもしれませんし、当時は気づいていなかった怒りや悲しみがあふれてくるかもしれません。無理に切り替えようとせず、そうした心の声との対話を通じて自分の思いへの気づきが深まっていくと、自然とこれからの自分がどのように生きたいのかが見えてくるかもしれません。そうなれば、無理せずとも気持ちの整理がついていくことと思いますよ。

Q

子どものいない老後についてどんな風に考えたらいいのか。子どもがいない人生は不幸?

回答者
by 砂川 未夏
国家資格キャリアコンサルタント / 米国 NLP 協会認定 NLP マスタープラクティショナー / CNJ 認定がん情報ナビゲーター/ キャンサー・キャリア 代表

ずっと子どもがいる人生を思い描いてきたら、子どもがいない老後は考えづらいですよね。「どんな風に考えていいかわからない」と思われているとしたら、まずは、そんな風に考えるご自分をおかしいと思わずに、自然なことだと受け止めてあげてください。わからなくて当然です。思ってもいなかった現状を受け入れるだけでも精一杯な時期がありますから、焦らずに1日1日を重ねていきましょう。

もしあなたが、「子どもがいない人生は不幸」だと思われているとしたら、そのあなたの考えが、あなたの辛さをより深めることになります。

そもそも、子どもがいる、いないにかかわらず、幸せのカタチは色々あっていい、と私たちは考えています。不妊治療をやめることになったのも、あなたが精一杯生きているあなたの人生上に起こったこと。今から、あなたのペースで徐々に「これからの幸せのカタチ」を考えていきませんか。あなたは一人ではありません。今そしてこれからに向けて一緒に考えていきましょう。

Q

周囲から「子どもは?」と聞かれるのが辛い。どう答えたらいいものなのか

回答者
by 永森 咲希
不妊カウンセラー / 家族相談士 / 国家資格キャリアコンサルタント / 一般社団法人MoLive代表

最近は、日本の社会も少しずつ変化を遂げ、人にはさまざまな生き方があるという多様性の尊重が徐々に浸透してきているようにも感じますが、それでもまだまだ「お子さんは?」と聞かれることがありますね。不妊治療を経験し、子どもを切に願い頑張ったもののあきらめざるを得なかった方にとっては、心痛む言葉ですね。

ただ、「お子さんは?」と聞いてきた人は、悪気があったり、あなたの事情を知っていてあなたを敢えて傷つけようと思ってはいないはずです。妊娠・出産に苦労していない人は不妊当事者の心理はわかりませんし、あなたが不妊治療をした人かどうかまで思いを巡らせてはいないでしょう。当事者でないとわからないということは、不妊の領域だけではありませんね。人は気づかないうちに、誰かの心を突くような言葉を口にしまうことがあるのだと思います。

「お子さんは?」の言葉敏感症とでもいいますか、その言葉に強く反応してしまう方は少なくありません。ですが、そうした状態では、子どもに溢れたこの社会では生きづらくなってしまいますよね。ただただ痛みを受け続けるのはよくありません。いつ剣が向けられるかわからないとしたら、自分を守るという意味でも、盾を準備してみてはいかがでしょう。あなたの盾になるのは、聞かれた際のいくつかの返答パターンです。

それは、「子どもですねぇ、どうなんでしょうね」と正面から受け止めないものであったり、「コウノトリ、随分待ったんですけど、うちには結局やってこなかったんですよ」などと、願っていたけれど難しかったというニュアンスを含むものだったり。
「辛い不妊治療をしたのに、できなかったんです。欲しくてしかたなかったのに。不妊治療、とっても大変だったんですよ」と、率直に伝えるものであったり。

上記はあくまでも参考です。相手との関係性も大切ですから、ご自身にあった返答パターンをいくつか考えておかれるとよいかもしれません。

ただ、「お子さんは?」と聞かれて、なぜ「いない」「不妊治療をしていた」とありのままに言うことができず、辛いのか考えてみてください。不妊治療をしていた苦しかった時のことがフラッシュバックして苦しいのか、あきらめたはずなのに心揺れてしまうからなのか、それとも、子どもがいないことが悪いこと、自分が劣っているような感覚になるからなのか、願いが叶わなかった喪失感から逃れられないからなのか。ご自身を見つめる時間を持ってみることで、何かに気づき、意識が変わることもあります。

子どもを願った、新たな命を求めたあなたの闘いは尊いものであり、努力した時間は、あなたの人生の中で、誇れるものではないでしょうか。子どもがいないことは恥ずべきことではありませんよね。

Q

子どもをあきらめた人のコミュニティーってある?

MoLive(モリーブ)では、下記の4種類のテーマを順送りに、毎月1回、同じ経験を持つ当事者同士で約2時間、自由にお話していただく茶話会(わかち合いの会)を開いています。

  • 1.妊活・不妊治療で悩む方々の会
  • 2.妊活・不妊治療からの卒業(やめ時)を考える会
  • 3.男性不妊で悩む方々の会
  • 4.卒業生(不妊治療をやめ、子どもをあきらめた方々)の会

同じような悩みを抱える人と話をしてみることによって、考えや想いが整理されることがあります。また、自分の思考傾向に気づくこともあります。人の話を聴くことによって、同じように悩んでいるのは自分ひとりじゃないことがわかったり、ヒントを得たり、勇気をもらえたりすることもあります。

心理援助の資格を有するものがファシリテータを務めますので、どうぞ安心して参加なさってみてください。

茶話会の詳細およびお申込みページは
こちら

一般情報

Q

不妊治療中、体にいろいろな薬を投与していていたけれど、突然やめて副反応など出ないもの?

回答者
by 河村 和弘 先生
順天堂大学大学院医学研究科 産婦人科 教授

不妊治療中に使われる薬の多くは、ホルモン剤や自分のホルモンを調節するお薬です。

普段、毎月月経が定期的にくる方は、これらの薬を突然やめても問題はありません。こうした方に対しては、通常不妊治療中に複数の卵胞を育てるためにお薬を投与します。ですので、薬を止めれば、普通の状態、つまり毎月1個の卵子を排卵し、定期的に月経がきます。

しかし、月経が定期的にこない方の場合は、お薬をやめることで様々な問題がでてくることがあります。月経が定期的にこない方には排卵障害があり、その原因として中枢(あたまの方)と卵巣の異常が考えられます。中枢に問題がある場合は、お薬をやめた後、月経が正常に戻る場合がありますが、卵巣が原因の場合は月経不順や無月経が続くことが多いです。この場合、女性ホルモン(エストロゲン)が不足し、更年期の症状がでることがあります。また、長期的には骨粗鬆症や動脈硬化などの原因となります。エストロゲンがある程度作られるのに、卵胞がうまく育たない多嚢胞性卵巣症候群の方は、無月経の状態を放置すると子宮のがん(子宮体癌)になりやすくなります。

ですので、月経が定期的にこない方は、お薬をやめる場合は医師に相談しましょう。また、免疫の異常などでステロイドホルモン剤を服用している方は、突然お薬をやめてしまうと、ステロイド離脱症候群と呼ばれる様々な症状が出てくる状態になることがあり、やめる場合はお薬の量を少しづつ減量しながら時間をかけてやめる必要があるので、注意が必要です。

私の外来(ローズレディースクリニック、山王病院)では、卵巣機能不全を中心に、不妊治療を終了された方の体調に関するケアをしています。もちろん、卵巣機能不全以外の方も丁寧に診療させて頂いていますので、不妊治療後に何か不安のある方はどうぞ診察にいらしてください。

Q

不妊治療した後の体の不調は、どこで診てもらえばいいの?

回答者
by 永森 咲希
不妊カウンセラー / 家族相談士 / 国家資格キャリアコンサルタント / 一般社団法人MoLive代表

不妊治療では、これまでに体験したことのないようなさまざまな薬を投与します。そんな薬が、治療後の体にどのような影響があるのか心配な方は多いのではないでしょうか。

「不妊治療後に急に生理がこなくなったけど、突然薬をやめたことが影響しているのかな」とか、「卵巣が腫れているようで鈍痛がある。不妊治療中OHSSを何度か経験したからかな?」等々、不妊治療を受けていたからこその不安や疑問を持つ方は少なくないと思います。自分が通っていた不妊治療専門クリニックにはカルテがあったとはいえ、そこに行って診てもらうわけにはいかない。かといって、一般の婦人科に行き、不妊治療経験者であることや、投与していた薬の話をしたとして、どこまでわかってもらえるのかも不安。体の不調を、年齢的に更年期にされてしまうのも心配ですよね。

このように、不妊治療経験者の一部は、「不妊治療後医療難民」になっている可能性があります。不妊治療について熟知したドクターが、不妊治療後の患者さんを診察する医療機関は、なかなか見つからないのではないでしょうか。

このモリーブの【妊活・不妊治療のステージ別お役立ち情報】で回答くださっている下記のドクターは、不妊治療を終了した方の体調に関するケアをされています。丁寧に診療されていますので、何か不安のある方はぜひいらしてみてください。

河村 和弘 先生(順天堂大学大学院医学研究科 産婦人科 教授)

河村先生の外来:順天堂医院、ローズレディースクリニック

順天堂病院(東京都文京区本郷3-1-3/ 03-3813-3111 (大代表))
産科・婦人科
外来医師担当表:産科・婦人科:外来担当医表|順天堂医院 (juntendo.ac.jp)
※上記URLページの婦人科部門欄をご確認ください。

ローズレディースクリニック(東京都世田谷区等々力2-3-18 / 03-3703-0115)
外来医師担当表:担当医表|不妊治療ならローズレディースクリニック|世田谷区等々力 (roseladiesclinic.jp)
木曜日土曜日担当

杉本 公平 先生(獨協医科大学埼玉医療センター リプロダクションセンター教授)

杉本先生の外来:五の橋レディスクリニックの火曜日のみ

五の橋レディスクリニック(江東区亀戸 6-26-5 日土地亀戸ビル8F / 03-5836-2600)
※不妊治療後の症状に関する診療は、杉本先生の火曜日の外来のみとなります。

久保 春海 先生(東邦大学医学部名誉教授 / 渋谷橋レディースクリニック院長 / 日本不妊予防協会理事長 / 日本生殖心理学会名誉理事長 / 日本受精着床学会理事)

久保先生の外来:渋谷橋レディースクリニック

渋谷橋レディースクリニック(渋谷区東3-15-12第2アワヤビル2F / 03-3409-0609)

Q

認知症も増えていると聞くし、子どものいない我々夫婦が、自分たちのことを自分たちでできなくなった時、どうしたらいいのか不安。ずっと先のことかもしれないけれど、今から勉強しておきたい。

回答者
by 中司 匡子
リーガルアクセス司法書士事務所 司法書士/財産管理マスター/リーガルサポート会員/権利登記研究会会員

皆さんは、成年後見制度という言葉を聞いたことがありますか。
成年後見制度とは、認知症、病気や障がい等で判断能力が不十分な方々の権利や財産を、法律面や生活面で、他の人が支えることによって本人を守る身近な仕組みです。

例えば、本人に代わって適切な価格で浄水器を購入するための交渉をしたり(代理権)、ご本人がひとりで余計なものを買ってしまったら、取り消す旨を伝えたり(同意権・取消権)して、ご本人が不利益を被らないように支援します。この場合、支援する人は、ご本人の希望を尊重し、生活状況、体力や精神状態などを配慮して、ご本人にとって最も良い方法を選んで行うことになります。

成年後見制度には、『A:法定後見制度』と『B:任意後見制度』があります。

A:法定後見について

『法定後見』とは、本人の判断能力が既に失われたか又は不十分になった後に、家庭裁判所によって選任された成年後見人等(成年後見人・保佐人・補助人)が、本人を法律的に支援する制度です。成年後見人等の権限は、基本的に法律で定められています。

法定後見制度を利用する簡単な流れは、

①家庭裁判所へ後見等の開始の申立をする。
②家庭裁判所が審判して、後見を開始して良いか調査し、必要な場合は、後見人等を選任する。
③家庭裁判所が審判した内容に基づき、後見人等による支援が開始する。

となります。

裁判所に申立てができる人は、本人・配偶者・4親等内の親族・市町村長等となっています。子どもや4親等内の親族がいない環境で高齢になり、判断能力が不十分になった場合は、市町村長に申立てをしてもらうことになります。市町村長が申立人になるのは、「福祉をはかるため、特に必要があると認めるとき」とされていますが、具体的には近所の方、ケアマネジャー、地域の社会福祉団体の支援により市町村申立てが行われることになります。ただし、実際にこの申立てが行われるまでには時間がかかると言われています。

B:任意後見制度について

『任意後見』は、本人が十分な判断能力を有する時に、あらかじめ、将来自分の後見人になってもらいたい人、またその人に代わりにしてもらいたいこと等委任する事務内容を公正証書による契約で定めておき、本人の判断能力が不十分になったら、任意後見人が委任された事務を本人に代わって行うというものです。つまり『任意後見』は、判断能力が低下した時のために事前に備える制度です。

ここでは、今決めておくことができる『任意後見制度』についてもう少し詳しく説明させていただくことにします。

『任意後見制度』を利用するためには、まず任意後見人になってもらう人(任意後見受任者)と「任意後見契約」を結びます。

任意後見人は、成人であれば基本的には誰でもよく、ご自身の信頼できる人、身内の方や友人でも問題ありません。また弁護士、司法書士、社会福祉士等の専門家に依頼してもよいですし、法人(例えば、社会福祉協議会等の社会福祉法人、リーガルサポートセンター、家庭問題情報センター等々)に後見人になってもらうこともできます。

任意後見の流れは以下のとおりです。

■ステップ1任意後見受任者との間で、生活面や病院・施設の利用、財産の管理でどんな支援をしてもらうのか、また、その報酬をいくら支払うか、などの契約内容を決めます。契約内容をどうしたらいいのか等ご不安な場合には、司法書士や弁護士等にご相談いただくこともできますし、次のステップ2で公正証書をお願いする公証人からも、任意後見契約の内容等についてアドバイスを受けることもできます。

■ステップ2任意後見契約を締結するには、任意後見契約に関する法律により、公正証書でしなければならないことになっていますので、公証役場に行き、任意後見契約を“公正証書”で結びます。公正証書の原本は公証役場で保管し、正本は本人と受任者がそれぞれ保管することになります。そしてこの任意後見契約は、公証人の嘱託により、法務局で登記されることになります。ちなみに、この時点で登記される事項は、「本人、任意後見受任者、代理権の範囲」です。

以上が任意後見契約を結ぶまでです。
これだけでは任意後見制度が始まるわけではありません。

■ステップ3実際に判断能力に衰えが出たら、任意後見受任者、または配偶者が存命で配偶者の判断能力に問題ない場合には配偶者が、ご自身で判断能力の衰えが出てきたと感じたとしてもご自身ができるようであればご本人が、「任意後見監督人」選任の申立てを家庭裁判所にします。
この「任意後見監督人」は、家庭裁判所により選任され、任意後見人がしっかり仕事をしているのかを把握し、任意後見人の事務の監督を行います。そしてこの任意後見監督人は、家庭裁判所の監督を受けることになります。

■ステップ4家庭裁判所が必要性を判断し、任意後見監督人を選任します。

■ステップ5任意後見監督人が選任された時点で、任意後見契約の効力が生じ、任意後見契約に従った支援が始まります。支援する人の呼び名も“任意後見受任者”から“任意後見人”になります。そして任意監督人が選任された旨が法務局に登記されます。

以上が任意後見についての概要になります。

「もっと知りたい、任意後見人には専門家になってもらいたい、任意後見契約内容を相談したい」などのご相談や、手続きをサポートする司法書士をお探しの場合は、公益社団法人成年後見センター・リーガルサポートのホームページをご覧ください。こちらに、“相談窓口を検索”という項目がありますので、そこから最寄りの支部を検索し、お問い合わせください。

Q

子どもがいない私たち夫婦、ふたりずっと一緒にはいられない。どちらかが先に逝き、どちらかが残る。その残った一人が亡くなった時、その後の諸々の手続きはどうしたらいいの?頼れる親戚もいなくて。

回答者
by 中司 匡子
リーガルアクセス司法書士事務所 司法書士/財産管理マスター/リーガルサポート会員/権利登記研究会会員

ふたりだけのご夫婦で、後に亡くなった方のお葬式やお墓のこと等、どうしたらいいかですね。ここでは「死後事務委任契約」についてお話します。

成年後見は、本人が死亡するとその時点で後見人の役割が終了してしまいます。
それでは、葬儀、お墓、家財道具や生活用品等の処分などについては、誰がどう対応することになるのでしょうか。また、相続人がいない場合はどうなるのでしょう。

このような問題に対応し、任意後見契約の特約として定めておきたいのが、亡くなった後の支援、“死後の事務の委任契約”です。もちろん、成年後見制度を利用しなくても、この死後事務委任契約を締結することはできます。

『死後事務委任契約』でできることの例として、

  • 医療費などの支払に関する事務
  • 葬儀、埋葬、永代供養などに関する事務
  • 行政官庁などへの届出事務
  • 家財道具や生活用品などの処分に関する事務

等があります。

『死後事務委任契約』は、任意後見契約と違い、公正証書にする必要はなく、任意の様式で作成してもかまいません。しかし、相続人ではない第三者が受任者の場合は特に、死後事務手続きを進めやすいよう、委任されていることや委任内容を証明するために、任意後見契約と同様、公証人役場で公証人に“公正証書”という契約書を作ってもらうことをオススメします。

Q

子どもがいない私たち夫婦のどちらかが先に亡くなった時、その人名義の財産ってどうなるの?夫には、会ったこともないような甥と姪がいるようだし・・・。

回答者
by 中司 匡子
リーガルアクセス司法書士事務所 司法書士/財産管理マスター/リーガルサポート会員/権利登記研究会会員

自分の遺産分けをどうしてもらうか、ですね。ここでは、「遺言書作成」についてお話します。

財産は自分の生きてきた証でもあり、その財産を誰に・どのように配分するのか、自分の気持ちを大切にすると共に、残される方のため、相続をめぐる争い防止のためにも遺言書を残すことを考えてはいかがでしょうか。

子どものいない夫婦の一方が亡くなった場合、配偶者の他、亡くなった方の両親(両親が亡くなっていれば祖父母)が相続人となります。親や祖父母がすでに他界しているときは、兄弟姉妹が相続人となります。また、兄弟姉妹のうち、すでに亡くなっている方がいる場合は、その子ども、つまり、甥や姪が相続人になります。すでに付き合いのなくなってしまった兄弟姉妹、会ったこともない甥姪がいる場合でも、これらの方々が相続人となりますので、遺産分割協議をする際にはこの方々も交えて協議する必要がでてきます。

そこで、自分の財産をどのようなカタチで遺したいのか等について、遺言に書いておけば、自分の死後はその通りにしてもらえます。生前面倒をよくみてくれた友人、お世話になった人たち、また支援したい団体への寄付など、遺したいカタチは人によってさまざまでしょう。なにより、長年連れ添った配偶者、特に夫婦ふたりだけの場合には、遺された配偶者がその後を生きていくために困らないよう全財産を配偶者に相続させたいと思う人は少なくありません。その場合には、特に遺言を準備しておくことをお勧めします(ただし、遺言の内容等によっては希望に沿わない場合もあります)。

■遺言でできることは、大きく分けて、

  • 身分上の遺言事項(認知したい子がいる、著しい非行があるので相続人排除したい等)
  • 相続に関する遺言事項(面倒をみてくれた方に土地を譲りたい、愛する配偶者だけに相続させたい、慈善事業団体に寄付したい等)があります。

■遺言の内容を実現してくれるのは誰?

遺言の内容を実現する人である遺言執行者を、遺言で指定することができます。指定しなくても遺言が無効になることはありませんが、配偶者が先に亡くなる場合もあり相続人が誰もいなくなる可能性がある方は、遺言執行者を指定されることをオススメします。

■遺言執行者は誰がなるの?

未成年者や破産者以外であれば誰でもなることができます。実務上は、相続人や受遺者(遺言によって財産を受ける人)を遺言執行者に指定されることが多いですが、適任者がいない場合には、司法書士や弁護士等に依頼することもできます。

■遺言の方式・種類

それぞれいくつかあるのですが、ここでは、普通方式で、その種類の中でも安心安全性が高い「公正証書遺言」と遺言書保管制度※を利用した「自筆証書遺言」について、表にして説明させて頂きます。

※令和2年7月から自筆証書遺言を法務局において保管する遺言書保管制度の運用が開始されました。この制度を利用した場合には、公正証書遺言の場合と同様に、遺言書の紛失やこれを発見した者による破棄、隠匿、改ざん等の危険を防止することができ、また、家庭裁判所における検認の手続も不要となります。

公正証書遺言

以上、「公正証書遺言」と遺言書保管制度を利用した「自筆証書遺言」について、比較というかたちで概要を説明させて頂きましたが、どちらにもメリットデメリットがあります。これらを比較した上でどちらを利用するかはご本人の判断となります。ただし、費用は少し高くなりますが、遺言者が死亡した後に相続人等が収集しなければいけない戸籍等の取得の手間等を考えますと、法的に有効な遺言であるために内容も確認した上で作成する「公正証書遺言」にされるメリットの方が大きいように思います。

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